- こどもは私に多くのことを気づかせてくれます。私がそれまでみえていなかったもの,みてこなかったものを。こどもが生まれる前,私は特に不自由を感じることなく,社会に対しても大きな不満を抱くことなく日々を過ごしていました。ところが,こどもが生まれてからガラリと変わりました。私の生活も含め社会をみる目が変わりました。同時に,これまで自分が培ってきたもの,経験してきたものが何と薄っぺらいものかと感じることが増えました。そして,自分自身のこれまでの愚かさ,傲慢さに深く反省するようになりました。育児の大変さは勿論,労働環境,診療体制,食物アレルギー,公共の育児支援,保育園,平等,人権等,それまでまったく感じなかった問題意識が芽生え広がり,いろいろと考えることが増えました。
- 働きづらさを感じたり,日々の暮らしのなかで遭遇するおかしいと思う決まりごとにストレスをかかえたり,そして「生きづらい」と思うほど心が苦しくなることが増えました。
- だから,絆というほど縛りのあるものではなく,各自の居場所を確保しつつ決して押しつけでなく,それでいて励ましあえるようなコミュニティはつくれないものだろうか,と考えるようになりました。日々の暮らしのなかにはさまざまな疑問を抱く決まりごとがあり,ひとりでは異議を唱える勇気もないけれど,でも何かできることはないだろうかと考える日々が増えました。そして,そんな取り組みができたら日々の暮らしに少しずつ希望やエネルギーが湧いてくるのではないかと思い描くようになりました。
- 「ラフブリッジroughbridge」。それは人とのゆったりとしたつながり。不器用ながらも自分自身が保てるような人と人とのつながり。少し粗削りだったり不完全な面もあるかもしれないけれど,ゆるやかな架け橋。人を責めるのではなく助けあえるような,そんな願いをこめて考えた言葉です。
- ブログ等のこうした領域は不得手なので,それこそ不器用ではありますが,ゆっくりでも少しずつ何か綴っていければと考えています。
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